メール便と宅配便の違いとは?知らないと損する最適な選び方
2025年06月11日
皆様は「メール便」と「宅配便」違いをご存知ですか?
日々のビジネスや個人のやりとりで欠かせない「荷物の発送」。しかし実際の現場では、「メール便で送れると思ったらダメだった」「宅配便で送ったら送料が高すぎた」など、配送手段の選び方ひとつでコストも手間も大きく変わります。
本記事では、メール便と宅配便の違いを比較しながら、送る内容や目的に応じた最適な選び方を解説します。
目次
メール便と宅配便の基本知識
メール便とは
メール便は、主に書類や薄手の印刷物などを安価に送るための配送サービスです。A4サイズ・厚さ3cm以内・重量1kg以内などの制限がある代わりに、料金が安く設定されており、DM(ダイレクトメール)やカタログ、請求書、会報誌などの大量発送に適しています。
ポスト投函で完了するため、再配達の手間が不要というメリットもあります。ただし、追跡や補償が限定的な場合も多く、壊れやすいものや高価な物品の発送には向いていません。
宅配便とは
宅配便は、荷物の大きさや重さに応じて全国どこへでも配送できる汎用性の高いサービスです。三辺合計160cm・重さ25kg程度までの荷物を扱え、日時指定・時間帯指定・追跡・補償・代金引換・クール便など、豊富なオプションに対応しています。
配送スピードやサービスレベルが高いため、商品発送・返品・ギフト配送など幅広い用途に利用可能ですが、コストはメール便に比べて高めです。
料金体系の違い
料金比較の一例
内容物 | メール便 | 宅配便 |
パンフレット3枚+申込書 | 約49.5~360円 | 約750~1,040円 |
会報誌+返信用はがき | 約63~360円 | 約750~1,040円 |
小冊子(24P・A5) | 約78~360円 | 約850~1,040円 |
チラシ20枚セット | 約50~360円 | 約750~1,040円 |
納品書+領収書+封筒1枚 | 約49.5~360円 | 約700~1,040円 |
CD1枚 | 対応不可or上限超え | 約850~1,040円 |
ハンドメイドアクセサリー | 対応不可or上限超え | 約850~1,040円 |
商品サンプル3点セット | 約95~360円(サイズ変動有) | 約900~1,100円 |
メール便の料金体系
メール便は、サイズ(主にA4以下)・厚さ・重量によって階層的に料金が決まるのが一般的です。たとえば、厚さ1cm以内・重量500g以内であれば最安帯に収まり、それを超えると段階的に料金が上がっていきます。
全国一律料金であることも多く、エリアを問わず定額で送れるのは大きな魅力です。企業向けサービスでは、一通あたり50円台からの提供もあり、大量発送の際のコストメリットが非常に高いのが特徴です。
宅配便の料金体系
宅配便は「サイズ(縦+横+高さの合計)」と「配送距離(エリア別)」によって料金が決定されます。例えば「60サイズ(3辺合計60cm以内)」であっても、近県と遠方では数百円以上の差が出ることもあります。
また、重さがサイズ基準を超えると、重量制料金が適用されるケースもあるため、小さくても重い荷物は注意が必要です。
配達スピードとサービスの質
項目 | メール便 | 宅配便 |
配達スピード | 2~7日程度 | 最短翌日 |
配達方法 | ポスト投函 | 手渡し |
時間指定 | 不可 | 可能 |
再配達 | 不可 | 可能 |
対応の柔軟さ | 限定的な場合が多い | 高い |
メール便の配達スピードと特徴
メール便はコストを抑える代わりに、スピードやオプション面では制限があることが一般的です。配達は翌々日〜7日程度が目安で、地域や時期によってはそれ以上かかることもあります。
また、時間指定や再配達には対応していないため、確実に手渡したい荷物には不向きです。ただし、ポスト投函による配達完了の手軽さや、不在でも届けられる点は大きなメリットです。
宅配便の配達スピードと対応力
宅配便は、最短で翌日配達が可能で、配達エリアやサービスプランによっては「午前中指定」や「夜間指定」など細かな時間帯指定にも対応しています。
また、手渡し配達・再配達・追跡・補償など、配送中のリスクを回避するためのサービスが標準で付帯していることが多く、大切な商品や時間厳守の書類の送付には最適です。
用途別|おすすめ配送方法
配送目的・条件 | メール便 | 宅配便 |
薄い書類・冊子 | ◎ | △ |
軽量サンプル | ◯ | ◯ |
高額品・壊れ物 | ✕ | ◯ |
手渡し重視 | ✕ | ◯ |
一律で発送 | △ | ◎ |
メール便がおすすめなケース
DMやチラシなどの販促物を大量に送るとき
1通あたりのコストを抑えたい/再配達や手渡しが不要
請求書・契約書・見積書などの紙書類の郵送
厚さ・重量が基準内なら格安で対応可能
会報誌や定期刊行物の発送
内容物の損傷リスクが低く、ポスト投函で済ませたい場合に最適
パンフレットやカタログを配布する場合
A4・B5などの規格内サイズであればまとめて発送可能
宅配便がおすすめなケース
割れ物や精密機器など破損リスクのあるものを送るとき
補償・梱包・再配達対応が必要
顧客や取引先に確実に手渡したい重要書類を送付する場合
時間帯指定や対面受け渡しで信頼性を担保
荷物が厚くて重い、またはサイズが不定形なとき
メール便のサイズ制限を超えるケースでも対応可能
ギフトや商品サンプルなどの丁寧な配送が求められる場合
包装・追跡・配送日時指定などで印象アップが期待できる
まとめ
メール便と宅配便は、それぞれに強みがあり、「どちらが優れているか」ではなく「何を、どのように、どれくらい送るか」によって使い分ける必要があるものです。
例えば、1件あたり50円安くても、破損や遅延で顧客満足度を下げてしまっては本末転倒です。一方で、必要以上に高機能な配送サービスを毎回使っていては、気づかないうちに年間何十万円も無駄なコストが発生していることもあります。
大切なのは、自社の発送業務全体を見渡したうえで、メール便と宅配便を適切に使い分けることです。配送の目的や内容物に合わせて柔軟に選択することで、コスト削減・業務効率化・顧客満足度向上のすべてを同時に実現できます。
これを機に、自社の発送方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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